竹田くんのダンスコンテスト 制作メモ

竹田くんのダンスコンテスト

後書きとか作っている途中で思ったことまとめ


この映像はよこしま純潔の誓いの制約内で制作されました

http://www.yokosima.com/vow

 

*テーマとか企画とかについて*

 

今までは「なんとなくの雰囲気とか」、「こういう絵」、「こういうシーン」のために作ってきたようなところがあったが、今回はしっかりと物語、メッセージを決めて作っていく事に決めた

 

皆それぞれ違う、自分の好きな踊りを踊ればいいじゃないか!

恋空が好きとかプリキュアが好きとかしまむらが好きとか
Twitterとか見ていても、それぞれ服とかアニメとか音楽とかいろんな趣味の人がいていろんな好きがあってなんかそれすごく楽しいなぁって思うよ

 

はじめの脚本ではちょこちょこ違うところもあって作りながら考えて直していった

皆の個性が出るダンスによって優勝する流れだったり

(セリフの人生は勝ち負けじゃないんだ と矛盾するのでやめた)

あと最後まで入れるか悩んだのは審査員のワンカット!

子どもたちが踊った後に審査員が何アレって顔を見合わせるカット、を入れるか迷ったけど結局入れなかった

パンチしてメッセージを残すのかそうでないのか

あぁー映像を見た時に思う、優しく見守る視線かどうかっていうのはこういうところで決まるんだなーと思った

 

今回もいろんなものから影響を受けて作った

物語ではドラえもんの渡辺歩さん回とリトル・ミス・サンシャインという映画、あとカラフル

画的にはスヌーピーのアニメですよね

作っていた時はずっとandymoriThe mirrazってバンドにハマっていた どうでもいい!

 

 

169 :名無しさん@涙目です。(香川県)2011/11/24() 09:31:49.57 ID:/5lv7kkP0
趣味が多様化してるだけだろ
今だってクラブが好きな若者もスノボが好きな若者も車が好きな若者もいるけど、

それと同じようにアニメが好きな若者もネトゲが好きな若者も料理が好きな若者もいるわけ
好きなことやってる間は皆幸せなんだからどっちがいいとか比べ様がないだろ

 

 

コンビニの店員もおじさんもナースもネラーもニートも不良も

お嬢さんもドジな子もオタクもギタリストもすぐ寝ちゃう子も同性愛者も

みんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな

みんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな

 

 

 

*技術的なこと*

 

キャラクターはflash塗り、png,swf書き出し

背景は線と基本の塗りをflashsaiで本塗り

最後にAEで加工、撮影、コンポジット

声や効果音など音関連はsoundboothとか あんまり使ってない

 

*映像の話とか作っていた時のメモとかから抜粋*

あちこちからかき集めてきたから同じ事言ってたりもする 


ラストの舞台裏は、正直舞台裏として描くにはあまりにもリアリティがない!カラフルすぎて、明るすぎて!でもだからこそわかりやすい演出となるかな、と思った

もし「ただの舞台裏の1シーン」だったらもっと暗く、何があるかわからないくらいに書く

この画面には全ての色の要素を使った。青緑赤、極めつけはカラフルにつみあがったダンボール、を、主人公たちがラスト、これから向かう左方向に配置した。

 

 

やっぱり音の効果がものすごく大きいです、雰囲気の半分以上は音!

参考にした古いアニメではジャズやらフュージョンやら、ちょっとそれまでに使われて来なかったジャンルの音楽が使われていた

それによって雰囲気?なんていったらいいのかわかんないけどすっごくでてて、それ見てる時だけ完全にその世界の中にいるような、でもリアルさとか臨場感とは全く違って、本当に衝撃的だった(子供の時見た時に感じたあれ!)

僕が知っている音楽で、今の時代に現代音楽でそんな、ちょっと今までとちがう・・・あんまり人が聞いたことないような・・・そんなものあるか、と考えたら一人だけいて、チップチューンというジャンル、それもdongさんのfm音源のあれはどうだろう、あれはdongさん以外の音楽であまり聞いたことがない・・と思って試してみた

 

 

絵の面では、とにかく汚した、綺麗にならないように。

ノイズは三つくらい重ねて 線はわざと大きくはみ出したり途切れたり(AEコンポでだけでなくて背景描く時から結構意識してやってた)、鉛筆っぽいの使ったり、アニメのところはいつも通りやればきたなくなったw

いいかたわるいけどごまかしだから、次からはどうしよう、と

 

映画でよくあるんだけど、喋らずに物語を通して成長したこと表す、みたいなの好きなんですよね、さっき言った映像美点でもあるし

一番わかり易い説明がこれです↓(黒木メイサがうんぬんのところ)

http://hakaiya.com/20110710/review-27600

で、今回は鏡をそれのために使いました、成功か失敗かはわかんない

 

 

背景は大きいステージを用意して書いた

学校内は大きい背景一枚のみでそれを全部拡大縮小しています

(https://www.dropbox.com/s/2z1o5aqq6ckmvx3/sn_2.png)

スーファミのゲームみたいなかんじでキャラを動かす、奥にも一応いけるんだけど奥行き感がない?望遠で?何ていうのあれは

手抜きにもなるし手抜き感=独特の感じでる 昔のアニメみたいな

 

 

赤と青

丸と四角

女の子と男の子の背景

混ざり合って、先生の棚はカラフルになる

青は完全な青じゃなくて少し紫よりでおk 男の子弱気だから

 

大人は顔を映さないようにした、出さない方法も考えたけど結局こうなった

 

ラストの引き、表面的にはそれまでのテンションからすると少し寂しく、あっけないようにも見える

今までの自分だったらラストに落ちとか、わかりやすい笑いとかを持ってきたような気がするけど、今回はそれをギュッと我慢して意味を込める方向でいくことにした

 

↓この文章は今自分で見ても酔ってるみたいでキモい!情熱大陸か!

 

自分の思う映画・映像芸術の特徴・美点というのは言葉を使わずに意味を伝えるってことなんです

「○○は」という主張を伝えようと思った時、セリフでいうのは簡単だし、それは他の分野でもできる(小説音楽漫画)

映像でそれを見せる(観客に気づかせる)と、ぐっとその主張の訴求力が増す気がしていて、そこに映画映像の面白さがあると自分は思う

ただこの映像はストーリー自体の練り込みや表現力が甘く、完全に「テーマを先生が長々とセリフでしゃべる」ことになってしまった

なのでそれ以外のところではなるべく言葉を使わずに見せるようにしようと決めた

主に使ったのは色や構図

よく考えたら当たり前にみなやっていることだかも知れないが、今回は実験も含めてなるべく多く意味をつけるようにした、こんなのやったの初めて

そしてラスト、なぜこんな当たり前の、普通のになったかというと

舞台の背景、色つきすぎ。普通にリアルに描こうと思ったら足下が暗くて見えないくらい、おいてあるものもうっすら見えるくらいに書く

カラフルすぎる。でもこれはテーマ、この映像で自分が主張したテーマにあわせてカラフルにした。

そして子供たちの服もひとりひとり違う色、カラフル。前半の皆同じ色で統一された制服から、テーマを経てカラフルへ。

ただ、これだけでは弱いと、そもそもこの映像の中で一番カラフルが輝いて見えるのはダンスのシーンなので、ここではもうカーブは落ちてきている

そこで鏡なんです。ラスト、キャラクターたちがはけていった舞台裏、カメラはどこに寄っていて、そしてどうなるか?

こういうことは今までだったら尺稼ぎでやっていたが、今回は鏡=成長と、そしてもう一回カメラが引くことで背景が見えてうんぬんかんぬん

意味などなかったらダンスシーンで終わらせていたかもしれない、もしくはキャラが笑い合って「よかったね」で終わるか

キャラクターたちははけていく(舞台から消え、それぞれの未来へ)けれどカメラはその場に残り続けていて、そして物語は終わる

ここは観客とキャラクターたちの別れの場(文字通りラストシーン)でもあり、キャラクターがこの物語を通じて成長したことを証す場でもある

自分の好きな映画、アニメはラストがそういうものが多い気がする

キャラクターがいなくなるか、遠ざかり、もしくはカメラが別れを切り出し、この映像世界との決別を図る。

ラストシーンにはファーストシーンと同じくらい意味を込めなければならないと気づいたので、これからは単純なフェードアウト終了はできないと思っている

 

 

対比メモ

男女

右と左

青赤

丸角

ファーストカットとラストカット(背景)

私服と制服

シャツの色 白黒とカラフル

(白は子どもたちの制服だぜ!黒は就活生の制服と言う名のスーツだぜ!なんて皮肉だ!)

 

三の法則

大学生の時に図書館でひたすら読んでた映画脚本の書き方本にのってたやつ

二回失敗、三回目で成功する

これ使おーと思って

なるべく同じカメラ動きでいけば繰り返していることがわかりやすくなるのではないか!?

(具体的に言うと最初のシーンで二回失敗、三回目はコンテスト)

 

 

*自分の痛い後書きを読んでの後書き*

今こうしてこの文見てるとやっぱり失敗だったなーと思う

自分では「ここがこういう意味でーこういう演出でー」って論理的に詰めて作ってるつもりでも

実際これ後から説明しないとわかんないのばっかでしょ

正直見る人には伝わっていないし、それを見てわかんない奴がバカだっていうのも嫌いだし

構図はレイアウトか演技かどちらかって前から思ってた(京都アニメーションの演出家は2つに完全に別れるらしい)けど、やっぱり演技だと自分は思う

あーでもレイアウトで物凄く上手い人もいてちゃんと伝わる人もいるんでもうなんか俺が悪い!!!←いなくていいこではもっと考えて詰めました うまくいっているのかどうかはわからん

 

アニメ的には物凄い簡略化?節約?して作った思い出がある

なにせ時間がなかったので 今までで一番短いかも

でもそれによってつくテクニックもあるんだね

口パクとか目パチとか演技とか 今までがこだわりすぎた、無駄に

それが悪いわけじゃないんだけどバランスを考えようということで

細かいところに時間かけて全体の時間伸びたり他がおろそかになったりするよりは

目立つところから力を入れていって細かいところは(しかもあんまりバレないような所)なるべくごまかす方向で

費用対効果みたいな

そんなことを考えたよこれ作ってて

これからも使って行きたい

 

*その他*

この映像はFRENZ2011 (20119)で上映して頂いたものです。

本当はちょこっと直してすぐ公開するはずだったのですが

見ているうちにここも直したいーとか色々考えすぎてしまってここまで遅くなってしまいました

twitterで見たい!公開して!と言ってくださった方には本当に感謝!とここまで遅くなってしまってごめんなさい!

言われないとやらない性格をどうにかしたい

というか次からは遅くても上映から1ヶ月以内には公開したい

ヤベズムさんとも話していて気づいたのですが、作品とは作ったその時、その場の物なのだと!だから粗があっても後から見て恥ずかしくなってしまうようなものでも、それを認めて晒すしかない!と自分は思ったのです

 

FRENZで上映されたときは笑いとかもあって嬉しかったんですが

一番はちょっと長すぎたというか、上映中下向いてる方が多かったので「あまりにも画面に魅力がないんだなー」と思って、あーこれやっちまったなー後悔後悔後悔でした

なので人からもう一回見たいと言われたりオフレポとかで褒めてもらったりしたのはかなり意外だった もちろん嬉しかったです

あとsaviさんが上映後に感想をくださったのですが見ただけでそこまでわかってしまうものなのかと思ってびっくりした

 

FRENZ公開verからの修正内容

・セリフ録音し直してもらった 服にグラデつけたり尺変更したりした あとHDにサイズ上げた(640*3601280*720) swf便利すなぁ

 

なんか直してたら結構大切にしてる作品だなーと思って自分でもちょっと好きになった

今まで作ってきた中で唯一、リアルの知り合いとか家族とかにも見せてもいいかと思える映像です

 

関連リンク(感謝!)


BGM

16次元レコード

(http://www.16dimensional.com/wp/)

 

ジミー鬼寺さん

(http://www.voiceblog.jp/onidera/)

本田実さん

(http://www.voiceblog.jp/tohw/)


イベント

frenz 2011

(http://frenz.jp/2011/)

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